子どもたちの中にある「天才」を見つける
私は学校の教員として働いた経験があります。
そこで出会った先生方の多くは、子どもたちのために一生懸命に働く、熱意のある方々でした。
一方で、子どもたちが勉強を「やらされるもの」と感じ、本来は自分の可能性を広げるはずの学びに、主体的に取り組めなくなっている姿も見てきました。
入学前には、学ぶことを楽しみにしていた子どもたちが、いつの間にか勉強を嫌いになってしまう。
学校生活になじめず、自分らしさを発揮できなくなってしまう。
そんな子どもたちの姿に触れるたび、考えるようになりました。
子どもたちの意欲や可能性を引き出すために、もっとできることがあるのではないか。
これは、先生一人ひとりの努力だけで解決できる問題ではありません。
子どもたちが自分らしく学び、成長できるように、教育の仕組みそのものに選択肢を増やしていく必要がある。
そう考えた私は、家でも学校でもない、新しい教育の場をつくることにしました。
それが、ピカピカの始まりです。
子どもたちの中にある「天才」を見つけたい。
ピカピカを始めるとき、私は悩みました。
何をする場所にしようか。
勉強をする場所?
運動をする場所?
ものづくりをする場所?
でも、特定の活動を中心に据えることは、子どもたちの可能性を限定してしまうことにもつながるのではないか。
そう考えたとき、私の中に残ったのは「主体性」という考え方でした。
子どもたちが、自分で考え、自分で選び、自分の意思で行動できること。
そして、自分が本当に好きなことや、夢中になれることに出会えること。
私たちは、一人ひとりの子どもの中に、その子にしかない個性や才能があると考えています。
その可能性を、私たちは「天才」と呼んでいます。
誰かと比べて優れているという意味ではありません。
勉強が得意な子もいれば、人を楽しませることが得意な子もいる。
ものをつくることに夢中になる子もいれば、仲間と話し合いながら何かを生み出すことが得意な子もいる。
一人ひとり、興味も得意なことも、成長するペースも違います。
だからこそ、最初から「何を学ぶべきか」「何ができるようになるべきか」を大人が決めるのではなく、子ども自身が自分の可能性を発見できる環境をつくりたい。
それが、ピカピカラボの目指す教育です。
